感動を生むストーリー
広告が響かない
ずいぶんと前から言われ始めていることですが、
いわゆる一方的に商品の良さを伝えるような広告が響かないといわれていますね。
TVCMも、新聞広告も、雑誌広告も
いわゆるこれまでマスメディアといわれてきた媒体への広告出稿の中で、製品の写真を載せただけの広告はよっぽどのことがないと響かなくなり、費用対効果ということもあるのでしょう、出稿が減ってきているという記事を多くみかけます。
ちなみに、電通社の発表によりますと、
2017年の広告出稿費は、金額ベースで見ると、新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディアのマスコミ4媒体広告費は、前年比97.7%の2兆7938億円で3年連続の減少となりました。この中でラジオ広告費だけは、前年比100.4%の1290億円と2年連続でプラス成長となっています。
(出典:「「2017年 日本の広告費」解説―止まらないインターネット広告費の伸長で6年連続のプラス成長 | ウェブ電通報)
もちろん、その反面、インターネット広告は伸びています。
いわゆる純広告が響かないという中で、広告の形態も変わりつつありますね。
現在でも「ハズキルーペ」のように話題になるTVCMもあるにはありますし、ほかにも心に残る広告(プロモーション)もあったりします。
みなさんにとって、気になる広告、心に残るCMなどがありますでしょうか?
私自身が以前、目にした広告で非常に印象的だったのが、オロナインの広告展開
「知り100」
といわれるシリーズで、現在は「さわる」シリーズも始まっているようです。
以前見たのは、
というシリーズ
個人的にはこのような間接的なストーリー広告が大好きで、ブラディングにおいてとても重要な意味を持つ広告展開だと思います。
というよりは、広告っぽくもないので、広告とは思われずすっと顧客の心に突き刺さる広告だと思います。
すばらしいコンセプトメイキングに、この広告を見た瞬間に、「すごいなー」と思ったのを覚えています。
この広告のコンセプトは、
「ケガしないように気をつけて」
でも、やらないより一度 やってみた方がいい。
そんな、学びや感動のあるいい体験が日本中にたくさんあります。
検索するだけじゃ分からないし、見聞き するだけじゃもったいない。
行ってみよう。やってみよう。からだ、つかおう。
出典:shiri100.jp
というもの。
いくらオロナインをたくさん売りたいとしても、
必要とされなければ売ることはできない
その必要にさせるという思いと、
今、この現代の情報社会での「実体験」の大切さと
日本のすばらしさ、再発見などを掛け合わせた
本当にすばらしいコンセプトメイキングです。
という気になる広告のお話でした。
価格:1,512円 |